仕事で使う050電話アプリSUBLINE-サブライン-では、「API連携」の機能を使って外部ツールと組み合わせることができます。
組み合わせることで標準機能プラスアルファの便利な機能が使用可能となります。
本記事では、サスケWorksと連携することでお客様との通話内容を自動で記録し、その通話内容をChatGPTで要約する仕組みをご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
仕事で使う050電話アプリSUBLINE-サブライン-とは
050電話アプリSUBLINE(サブライン)は、すでにお手持ちのスマホにアプリをインストールするだけで、プライベート番号の他にもう一つ、仕事用の050番号が持てるサービスです。
私用のスマホに仕事用の番号を追加で取得できるので、もう1台分の端末購入費・維持費などのコスト削減を実現し、スマホを2台持ち運ぶ手間もかかりません。
やってみたいこと
多くの受付業務では、お客様との通話終了後、会話内容を手動で記録しています。
そこで、いま話題となっているOpenAIのサービス「ChatGPT」を使って、お客様との会話を自動で記録し、その結果を要約させて作業を効率化してみたいと思います。
今回は例として、病院の受付業務を想定した通話内容を再現してみました。
使用するツールと利用条件
SUBLINEの利用条件
- ビズプランのご契約
SUBLINEで必要なこと
- API連携の設定
SUBLINE以外に必要なこと
- サスケWorksの「SUBLINE連携」設定
- サスケWorksの「音声データの文字化」設定
※本機能を使用するにあたり、サスケWorksへ事前のお申し込み(契約)が必要です。
※本機能を使用するにあたり、OpenAIとの利用契約は不要です。
サスケWorksとは
サスケWorksは、SUBLINEの開発・販売元である株式会社インターパークが提供する、ノーコード業務アプリ作成ツールです。
プログラミングスキルや専門知識がなくても、用意してある開発パーツを選んで、ドラッグ&ドロップするだけで目的に合わせたオリジナルの業務アプリを簡単、自由に作ることができます。
データベース構築を基に、様々な機能を組み合わせることで多種多様の業務アプリの構築が可能です。
ChatGPTとは
ChatGPTは、OpenAI社によって訓練された大規模な自然言語処理モデルです。チャットボット、自動翻訳、機械学習など、様々なアプリケーションで使用されています。
ChatGPTは、多数の文章を読み込んで、自然言語理解、文章生成、質問応答などのタスクを実行することができます。
動作全体の流れ
設定の流れ
SUBLINEとサスケWorksの事前準備
お客様との通話内容をサスケWorksに連携するため、「SUBLINE連携」の設定を行います。SUBLINE連携では以下の機能が使用可能になります。
- 発信連携
- 通話履歴連携
設定方法の詳細はこちらの記事をご覧ください。
ChatGPTとサスケWorksの設定
サスケWorksに連携したお客様との通話内容を要約するため、「音声データの文字化」の設定を行います。
音声データの文字化では以下の機能が使用可能になります。
- 文字起こし
- 文字起こしした文章の要約
- 通話内容の整形・要約
- その他、任意の変換処理
設定方法の詳細はこちらの記事をご覧ください。
連携してみた結果
一通り設定が完了したら、早速通話を行ってみましょう。
サスケWorksと連携して通話内容を記録した結果、以下のようになりました。
文字が小さくて見づらいので、通話内容の原文を以下に記載いたします。
通話内容の全テキスト
病院「はい、札幌病院です」
患者「すみません、ちょっと扁桃腺が腫れて高熱が出てるので予約したいんですけど」
病院「なるほど…今熱何度くらいですか」
患者「さっき測ったら38度でした」
病院「38度ですね。いつ頃来れますか」
患者「お昼過ぎでもいいですか」
病院「かしこまりました。お名前フルネームでお願いします」
患者「山田三郎です」
病院「電話番号もお願いします」
患者「080xxxxxxxxです」
病院「ありがとうございます。ではお昼過ぎ大体何時頃になりそうですか」
患者「14時くらいまでには行けると思います」
病院「かしこまりました。ではお待ちしてますのでお気をつけてお越しくださいね」
患者「ありがとうございます」
病院「お願いします」
要約結果
– 扁桃腺が腫れ熱が38度ある
– 氏名山田三郎
– 電話番号080-xxxx-xxxx
– 14時頃に来院
要約の精度が高く、簡潔に会話全体の流れを把握することができました。
まとめ
今回は、サスケWorksと連携してお客様との通話内容を自動で記録し、その通話内容をChatGPTアドオンで要約してみました。
受付スタッフのスキルによる通話記録の精度ついての課題は、ChatGPTが自動で処理することで解決されます。
つまり、受付スタッフや、それを指導する管理スタッフの業務も大幅に効率化することが可能になるでしょう。
例えば、約3分の通話後の作業で比べてみると、これまでは、
- 患者情報や要件をメモ
- 予約管理システムやカルテへ記録
- 担当医師へ伝達
- 予約状況などのアフターケア
- (必要があれば)対応履歴の作成など…
約10~30分ほど要していました。
それが、ChatGPTと連携することで、約2、3分の要約確認とアフターケアに作業が短縮され、業務効率化につながります。
このように、SUBLINE×サスケWorks×ChatGPT連携の活用方法を理解することで、より効果的な業務改善が期待できます。
ぜひ、ご興味ある方はSUBLINEまたはサスケWorksまでお気軽にお問い合わせください!
また、お悩み中の方へ、まずは一度SUBLINEをお試しいただけるように無料トライアルを実施しております。
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PROFILE
-
株式会社インターパーク/SUBLINEプロジェクトリーダー・マーケティング担当
中途で株式会社インターパークに入社。
仕事で使う050電話アプリSUBLINE-サブライン-のカスタマーサポート担当としてアサイン。
カスタマーサポートを経て、現在は事業計画の立案からマーケティング担当として事業の推進・実行までを担当。
過去、学生時代には2年間の海外留学を経験。