固定電話から別の番号へ転送する方法として、NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」があります。
この記事では、「ボイスワープ」の導入方法や設定方法について詳しく解説します。
また、ボイスワープの代替としておすすめな「電話自動応答システム」についてもご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」とは何か?
電話転送サービス「ボイスワープ」とはNTT東日本と西日本が提供しており、固定電話への着信を他の電話番号に自動的に転送するサービスです。
利用する際には事前に申し込みが必要となり、手続きには数日かかります。
ボイスワープを導入することで、外出先や移動中でも固定電話にかかってきた電話を手持ちの携帯電話で受け取ることが可能になります。
NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」の導入方法
ボイスワープを導入するには、固定電話の提供元である「NTT東日本」もしくは「NTT西日本」へ申し込みをする必要があります。
まずは、固定電話を利用している地域を元に、契約先が「NTT東日本」か「NTT西日本」か確認しましょう。
エリアは以下の通りとなっております。
北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
さらに、利用中の固定電話がどの回線を利用しているのかによっても異なります。
より詳しい導入方法は、各種ホームページをご覧ください。
NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」の設定方法
それでは実際にボイスワープで転送を行う手順をご紹介します。
尚、回線の種類によってやり方が変わりますので、契約している回線の種類を予め確認してから行ってください。
加入電話(アナログ回線)の場合
転送先電話番号の登録
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って「2」を押下
- ガイダンスに沿って、転送先の電話番号を入力
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送先電話番号を複数登録
※複数の電話番号を登録する際、2番号目以降は以下の手順で操作を行います。
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って「4」を押下
- ガイダンスに沿って「0」を押下
- ガイダンスに沿って、登録したい先の番号を「1~4」で選択
- ガイダンスに沿って、転送先の電話番号を入力
- その後も登録を続ける場合は③~⑤を繰り返し、終了する場合は「9」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送先電話番号を指定
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って「4」を押下
- ガイダンスに沿って「1」を押下
- 転送先として指定したいリスト番号「0~4」を選択
- ガイダンスに沿って「9」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送を開始/停止
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って、転送を開始する場合は「1」、停止する場合は「0」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
INSネット(ISDN回線)の場合
転送先電話番号の登録
- 受話器を上げて「1422」を押下
- ガイダンスに沿って、転送先の電話番号を入力
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送先電話番号を複数登録
※複数の電話番号を登録する際、2番号目以降は以下の手順で操作を行います。
- 受話器を上げて「1424」を押下
- ガイダンスに沿って「0」を押下
- 転送先として指定したいリスト番号「1~4」を選択
- ガイダンスに沿って、転送先の電話番号を入力
- その後も登録を続ける場合は②~④を繰り返し、終了する場合は「9」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送先電話番号を指定
- 受話器を上げて「1424」を押下
- ガイダンスに沿って「1」を押下
- 転送先として指定したいリスト番号「0~4」を選択
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送を開始/停止
転送先電話番号を登録した後、転送設定を行います。
尚、転送を再開する場合も、以下の設定を行うことで転送を再開できます。
- 無条件転送:14211
- 無応答転送:14212
- 話中時転送:14213
- 無応答および話中時転送:14214
- 転送停止:1420
ひかり電話(光回線)の場合
転送先電話番号の登録
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って「2」を押下
- ガイダンスに沿って、転送先の電話番号を入力し、その上で「#」を押下
- ガイダンスに沿って「1」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送先電話番号を複数登録
※複数の電話番号を登録する際、2番号目以降は以下の手順で操作を行います。
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って「4」を押下
- ガイダンスに沿って「0」を押下
- 転送先として指定したいリスト番号「2~4」を選択
- ガイダンスに沿って、転送先の電話番号を入力し、その上で「#」を押下
- ガイダンスに沿って「1」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送先電話番号を指定
- 受話器を上げて「142」を押下
- ガイダンスに沿って「4」を押下
- ガイダンスに沿って「1」を押下
- 転送先として指定したいリスト番号「1~4」を選択
- ガイダンスに沿って「1」を押下
- 完了したアナウンスが流れたら登録完了
転送を開始/停止
受話器を上げて「142」を押下後、設定したい転送条件に合わせて以下の番号を入力します。
- 無条件転送:「1」を押下後「1」
- 無応答転送:「1」を押下後「2」
- 話中時転送:「1」を押下後「3」
- 無応答転送および話中時転送:「1」を押下後「4」
- 転送停止:「0」
NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」の料金について
NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」の料金は、利用している回線やプランによって異なります。
また、法人契約(事務用)か個人契約(住宅用)によっても異なってきます。
回線 | 月額利用料 | 工事費 |
加入電話(アナログ回線) | 880円 | 不要 |
INSネット(ISDN回線) | 880円 | 不要 |
ひかり電話(光回線) | 550円 | 3,300円 |
尚、上記はあくまでもボイスワープを導入する際の料金となり、その他の導入費や転送時の通話料金などは除外しております。
詳細につきましては、ご契約いただいているNTTのホームページでご確認ください。
ボイスワープの代わりに固定電話から転送するなら「電話自動応答システム」がおすすめ
ボイスワープの代わりとして、固定電話から転送する場合、電話自動応答システムがおすすめです。
以下で詳しくご紹介します。
電話自動応答システムとは?
電話自動応答システムとは、事前に設定された音声メッセージや選択肢に基づいて該当する部署や担当者へ電話を転送するシステムです。
お客様は音声ガイダンスに従い、複数の選択肢の中から希望している窓口に該当する番号を選びます。
電話自動応答システムは、24時間365日いつでも自動で電話応答を行うことができます。
そのため、営業時間外や休業日に電話を受け付けたい場合や、複数の部署に分かれた事業で適切な担当者に電話をつなぎたい場合などに効果的です。
尚、電話自動応答システムの詳細については、以下の記事も合わせてご覧ください。
電話自動応答システムを利用するならSUBLINE(サブライン)のIVR
電話自動応答システムについて詳しくご紹介しましたが、中でもおすすめなのは「SUBLINE(サブライン)のIVR」です。
以下で詳しく解説します。
SUBLINE(サブライン)のIVRとは?
SUBLINE(サブライン)のIVRは、インターネット環境があればいつでも手軽に利用できる電話自動応答サービスです。
端末や専用機器の購入は不要で契約期間の縛りはなく、契約から最短即日で利用可能です。
専門スキルや長時間の研修なども不要なのでスムーズに導入できます。
また、料金に関してもボイスワープを利用する際には固定電話の契約やそのほかにも複雑な料金設定が多い中、SUBLINE(サブライン)のIVRは初期費用がかからず、月額利用料金も3,740円からとシンプルです。
まとめ
今回の記事では、NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」について詳しく解説しました。ボイスワープは、固定電話の通話を自動的に転送することができる便利なサービスです。
また、ボイスワープの代わりに利用できる「電話自動応答システム」についても紹介しました。
電話転送サービスや電話自動応答システムを利用する際には、顧客との円滑なコミュニケーションや業務効率化を図るために、適切なシステムの導入と適切な設定が必要です。
様々なサービスがありますので、自身のニーズや環境に合ったサービスを選択することが重要です。
電話自動応答システムをお探しの方は、ぜひ一度SUBLINE(サブライン)のIVRを検討してみてはいかがでしょうか?
好きなように応答フローを作成したり、電話をかけたり、自由にお試しいただけます。
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PROFILE
-
株式会社インターパーク/SUBLINEプロジェクトリーダー・マーケティング担当
中途で株式会社インターパークに入社。
仕事で使う050電話アプリSUBLINE-サブライン-のカスタマーサポート担当としてアサイン。
カスタマーサポートを経て、現在は事業計画の立案からマーケティング担当として事業の推進・実行までを担当。
過去、学生時代には2年間の海外留学を経験。